県立高校のピンク裏地

昭和レトロな雰囲気を今も残す貴重な制服のひとつ。

外見の地味さとはうらはらに、某県立T高校の制服裏地は明るいピンク色で今も生徒にも人気だ。

脱ぎ置かれた上着の裏地が見えただけでもドキッとするのに、美しいコントラストを見せつけられたら目が離せない。

3-0123

生徒が着用している制服を見ると、いささか古めかしい印象があるかもしれない。この高校は現在もこのような濃紺上下の制服を採用している。いわゆる昭和レトロな地味なスーツだが、裏地は公立校には珍しく派手なピンク色をしている。いや私立校でもピンク色の裏地を採用しているところはほとんど例がないので、貴重な制服だと言えよう。

昭和の時代には裏地にえんじ色(赤系色)を採用している学校制服が散見され、外見の地味さを払拭するかのごとく、数々の制約の中のおしゃれの追求だと思われたが、同校は思い切ってピンク色にしたわけだ。おかげでモデルチェンジすることなく、現在も採用され続けている。

画像一部:奈良県立高田高校公式サイト

このピンク裏地については、生徒のあいだでも時々話題になるという。

昭和の時代にも存在したえんじ色裏地は、私の感触では当時ほとんど話題にならなかった。やはりピンク色、というか明るい色合いの裏地は斬新に映るのだろう。

この画像の制服はどのような女子が着用したのだろうか。左のアウトポケットが擦り切れて、裏地が見えてしまっている。派手な色合いのせいで、擦り切れが目立つことになってしまった。