ぞんざいに扱われがちな事務服

職業制服はクタクタになるまで使い込まれる。貸与されたものは丁寧に扱われない。作業着だと割り切られたものはクリーニングされることも稀だ。

かと思いきや、モデルチェンジでいきなりお役御免となることもあり、新入社員に支給された未使用品でさえ、袋から出されないまま処分される。

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職業制服(企業制服)は会社から貸与または無償支給されることが多いせいか、その扱いも雑になりがちだ。その割に1着を何年も着続けたりする。接客業の花形であるキャビンアテンダントの制服でさえ、近くで見るとテカリやシミが目立つことがあるが、オフィスで黙々と入力作業をする事務作業員の制服となると、臭ってきそうなほど使い込まれていてもまだ現役だ。

スカートの裏地などは摩耗でほとんど消失してしまっているものさえある。制服としては本望なのだろうが、流石に痛々しくて涙してしまう。

逆に、新入社員に支給された制服が、半年後にモデルチェンジされて、真新しいままに廃棄処分される例も多い。まだ衣類として十分に着られるものがゴミの山に放り出されるのも見ていて辛いものがある。