フィッティング(サイズ合わせ)

学校制服業者では10月ごろから来年度新入生の制服の注文を受け付け準備に入り、そのピークは2~3月だ。入学予定の学校の一室に、試着用の制服がサイズ別にずらりと並べられる。新入生たちは既製のサンプル制服を試着し、自分に合うサイズを見つけ、必要があれば丈や袖の長さなどを修正してもらう。

こうした制服採寸・注文会に用意される制服は売り物ではなく、もっぱら試着されるために使われる。着られては脱がれ、脱がれては着られの繰り返し。それが仕事なのだ。ブレザーなどの上着にはサイズ番号が縫い付けられ、ブラウスでは、直に数字が書かれてしまっていることもある。制服のモデルチェンジが行われるまで、この仕事は続き、モデルチェンジしたら、ほとんど新品のまま御役御免となる。


↓この学校の制服はトルソー(人型)に着つけられたブレザーなのだろうけど、サイズ合わせ用にグレーの上着が並べられているようだ。

婦人服サイズ7号と15号は、見た目でこれほど違うというのがよくわかる。

画像:ヒューマンキャンパス高等学校

https://www.hchs.ed.jp/campus/osaka_chuo/020904.php


↓こちらの学校は、試着用のブレザーをたくさん用意しているようだ。


↓サイズ表記がデカデカと付けられたブラウスたち。文字はプリントされているのだろうか、中古品としてネトオクに出品されていた。何の使い道があるというのか。

画像:ヤフオク chuo_eco