教室にて

背もたれに掛けられた制服

衣類は、少なくとも女性に着られているときのほうが安心できるはずだ。

教室で女子生徒が脱いだ制服を椅子に掛けているのはよく見る光景だが、椅子の背もたれに掛けられている上着たちは苦しそうだ。女子生徒は暑くてちょっと脱いだだけなのだろうが、ブレザーは固い椅子の背もたれに難儀する。背中で襟を押さえつけられ、裾は床を引きずる。無造作に背もたれに引っ掛けられたブラウスは皺くちゃになる。

学生だったころ、前に座っている女子の椅子に上着が掛けられていると、その様子が気になって仕方なかった。


画像:浜松学院大学

 


画像:ネットサイト


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スカートの状態

女子が椅子に座る様子をじっと見つめてしまう。腰を掛けたときスカートの状態は様々である。生地を丁寧に尻に敷く子、後ろ裾が乱れていても平気な子などなど。私が小中高生だった頃は、同級生たちの座り方がいつも気にかかっていたものだ。座るときにスカートの処理をどうするか観察していると、女子の性格や品格まで想像できた。

もちろん、スカートのためには、ヒダが乱れないように丁寧にお尻をなでつけるようにゆっくりと座ってもらいたいが、ぞんざいに腰を下ろしてぐしゃぐしゃに尻に敷かれている様子も何だか興奮させてくれる。そうでなくとも、生地たっぷりのスカートが左右に垂れて、裾が床を擦っている姿には美しさを覚える。


画像:ネットサイト


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誰もいない教室

誰もいない教室に制服たちが脱ぎ置かれている。このような光景を見ると、なぜかドキドキしたものだ。無意識に好きな子の制服を探している自分がいる。制服姿のあの子はいつも見ているが、脱ぎ置かれた制服だけを見ることはあまりない。だからこそ余計に興奮するのだろうか。でも、決して良からぬことを考えてはいけない。

画像:みよし市立南中学校