外国人留学生への制服貸与

交換留学制度で日本の中学校や高校へ留学してくる外国人も多くなった。

1ヶ月程度の短期留学もあれば、AFSやRotary Youth Exchangeなど1年間滞在するプログラムもある。

日本のほとんどの受け入れ校には制服があるので、外国人留学生たちも制服を着ることになる。たいていの場合は学校から貸与されるが、1年間の滞在となると、夏服、合服(中間服)、冬服、コート、体操服など一式が準備される。

生徒たちは、日本の制服が可愛いと大喜びで、ブログや動画サイトにはしゃいで試着する様子をアップしている。特にセーラー服は人気だ。日本人と比べて、体型や動作、香りなども異なるし、制服など衣類の扱いも違うようで、動画サイトなどを見ると、乱暴に放り投げられたりしているものもある。思いがけず異文化と接触することになった制服たちも苦労が多いことだろう。


↓イギリスから1ヶ月の短期留学で来た生徒もセーラー服のフル装備だ。兵庫県の私立高校の制服だが、スカーフはシルク100%なので、手触りの良さに感心し、風合いを楽しんだかもしれない。

画像:NorthBlueのココロ

 


↓2008年の夏に仙台に滞在した米国コロラドの生徒には、セーラー服は暑くなかっただろうか。

制服の上にタブリエを着るので制服の意味が分からないとブログにある。彼女は夏の間だけの滞在なので、冬服も体験させたかったと個人的に思う。

画像:SUMMER IN JAPAN

 


↓どうせならセーラー服が着たかったのではないか?こんなブレザーなら本国と変わらない。

画像:御殿場西高校

 


日本へ留学に来た女子生徒たちが、その制服を動画で紹介する例は多い。嬉しそうに見せてくれるのは良いが、その扱いはぞんざいで、置き方なども乱暴なのは悲しい。

日本の制服たちは見慣れない風貌の女子生徒や文化風習の違いを目の当たりにして、何を思うであろうか。